日本でホームズ読んだことある?と質問すると一定の年齢より上の人はこう答える人が多い。「犬のホームズは見たことあるよ!」
犬ホームズこと名探偵ホームズは1984〜1985年にかけて放送された日本とイタリアによって共作されたテレビアニメである。あの宮崎駿さんも関わっていたことでも有名です。
ということで第6回は犬ホームズを…
ではなく猫ホームズこと猫探偵はタマネギをかじる ニャーロック・ニャームズの名推理を紹介していきます。
とりあえず基本情報を
媒体 小説
作者 ヒロモト
出版 2019年5月24日 宝島社
ジャンル ミステリー
収録 生命と廃棄物の間
至宝のパピルス
Last Cabbage
マンボウ町の妖怪
シャーロック・ホームズからの手紙。
ホームズとワトソンみたいな猫であるニャーロック・ニャームズとニャトソンが動物界の事件を解決する。基本的には事件はオリジナルとなっているが『シャーロック・ホームズからの手紙。』はまだらの紐のオマージュとなっています。
あらすじ
野良猫のニャトソンは猫探偵ニャームズと出会ったことで事件調査について行くことになるが…
ここからネタバレ!
感想
1 癒される
2 表紙がかわいい
3 動物目線の事件がなかなか興味深い
1 癒される
文体から猫らしいあざとさが滲み出ていて、心がほっこりしてしまった。一応、筆者は犬派なのだが癒やされて、優しい心になった。ミステリーを読んで和やかな気持ちになるのはなかなかないのではなかろうか。
2 表紙がかわいい
デェホルメではなくリアルに寄せたタッチでもうかわいくて仕方がない。ニャトソンのキョトンとした顔がたまらない。
3 動物目線の事件がなかなか興味深い
このミステリーは動物目線で進むのだが、そのことを利用したトリックが多く通常のミステリーとうまく差別化していると思った。
人間からしたら些細なことも動物からしたら一大事。一言で表すとそんなミステリーである。
まとめ
おもしろさ ★★★☆☆
おすすめ度 ★★★★☆
この度からちょっと文体を変えてみることにした。(ですます調が思ったより疲れるから)
是非心が疲れてた人は読んでみてください!