gomadoufu221Bの日記

シャーロック・ホームズ関連作品を何でも紹介、レビューします。趣味は読書、映画鑑賞、散歩。

2月に読んだホームズパスティーシュ、パロディを晒そう

気づけばもう2月。今月はモーレツに忙しくて熱出したり、眼精疲労になったり、エナドリを決めたりしてなかなかしんどかった。というか現在進行形で忙しい。映画も一本も見れなかった。そんな中でもホームズパスティーシュ、パロディを読んでいたのでそれを晒していく。

ゴーストタウン 冥界のホームズ

骸骨のホームズと犬のワトソンが冥界で事件を追うという、ホームズパスティーシュなんでもあり系。もともとアニメ映画として公開する予定だった脚本なので映像の方が映えそうなシーンが多かったのが残念。

 

緋弾のアリア

シャーロック・ホームズの子孫がメインヒロイン。

話が映画の007のノリに似ていて1つの編を読み終わるたび映画一本見たような満足感があって実に面白い。

 

シャーロック・ホームズサセックスの海魔

クトウルフ神話とのクロスオーバー小説最終巻。

トンデモ展開になりつつも、テンポも改善されて綺麗に完結して満足。多分パスティーシュ界で1番モリアーティ教授がトンデモないことになってる小説。

 

京都寺町三条のホームズ

あんまりあわなかったのでここで切る。

 

久しぶりの本格パスティーシュ。まあ普通だった。特に感想なし。

 

シャーロック・ホームズの凱旋

思ったより不思議でカオスな作品だった。予想の斜め上を飛んでった。言葉にうまくすることができないので気になる人は実際に読んでみてください。

一月に読んだホームズパスティーシュ、パロディを晒そう

今月もいろいろあったな…

ベイジル版のDVD買ったり、007シリーズ追いかけたり、ハズビンホテルとヘルヴァボスにドハマりしたり、寒すぎて布団から出れなかったり…

なんやかんやで趣味が多くて忙しいのである。

ということで一月に読んだホームズ関連作品晒していく。

 

緋弾のアリア

ホームズの子孫がメインヒロイン。巻を重ねるごとに勢いがついて面白くなっていっているので早く続き読みたい。

 

 

シャーリー・ホームズとジョー・ワトソンの醜聞

ホームズ女体化現パロパスティーシュ。今月発売の本で1番楽しみにしていた本。詳しくは個別で記事書く予定。

 

ホームズ君は恋探偵 秘密のラブメッセージ

ホームズの子孫がメインで出てくる。一応最終巻。特に感想なし。語ることがない。

 

シャルロット・リーグ

ホームズの子孫がメインで出てくる。テンポはよかったが、最後の方尺が足りなくて意味不明になっていたのは残念。

 

シャーロック・ホームズの冒険

本格パスティーシュ。当時の雰囲気が感じれて良かったが、やや前半のテンポが悪いかも。

 

京都寺町三条のホームズ

ホームズぽいけどそうじゃない系。このシリーズ、肌に合わないので途中切りするかも…

 

今月は映像系のホームズものが見れなかったので2月は映画が見たいなあ。

アマプラばかり見てブログサボっていたのでぼちぼち更新していきたいなぁ

犬ホームズじゃなくて猫ホームズ!? 猫探偵はタマネギをかじる ニャーロック・ニャームズの名推理 

日本でホームズ読んだことある?と質問すると一定の年齢より上の人はこう答える人が多い。「犬のホームズは見たことあるよ!」

 

 

犬ホームズこと名探偵ホームズは1984〜1985年にかけて放送された日本とイタリアによって共作されたテレビアニメである。あの宮崎駿さんも関わっていたことでも有名です。

ということで第6回は犬ホームズを…

 

ではなく猫ホームズこと猫探偵はタマネギをかじる ニャーロック・ニャームズの名推理を紹介していきます。

とりあえず基本情報を

媒体 小説

作者 ヒロモト

出版 2019年5月24日 宝島社

ジャンル ミステリー

収録 生命と廃棄物の間

   至宝のパピルス

   Last Cabbage

           マンボウ町の妖怪

   シャーロック・ホームズからの手紙。

 

ホームズとワトソンみたいな猫であるニャーロック・ニャームズとニャトソンが動物界の事件を解決する。基本的には事件はオリジナルとなっているが『シャーロック・ホームズからの手紙。』はまだらの紐のオマージュとなっています。

 

あらすじ

野良猫のニャトソンは猫探偵ニャームズと出会ったことで事件調査について行くことになるが…

 

ここからネタバレ!

 

感想

1   癒される

2   表紙がかわいい

3   動物目線の事件がなかなか興味深い

 

1 癒される

文体から猫らしいあざとさが滲み出ていて、心がほっこりしてしまった。一応、筆者は犬派なのだが癒やされて、優しい心になった。ミステリーを読んで和やかな気持ちになるのはなかなかないのではなかろうか。

 

2 表紙がかわいい

デェホルメではなくリアルに寄せたタッチでもうかわいくて仕方がない。ニャトソンのキョトンとした顔がたまらない。

 

3 動物目線の事件がなかなか興味深い

このミステリーは動物目線で進むのだが、そのことを利用したトリックが多く通常のミステリーとうまく差別化していると思った。

人間からしたら些細なことも動物からしたら一大事。一言で表すとそんなミステリーである。

 

まとめ

おもしろさ ★★★☆☆

おすすめ度 ★★★★☆

 

この度からちょっと文体を変えてみることにした。(ですます調が思ったより疲れるから)

 

是非心が疲れてた人は読んでみてください!

 

 

 

 

   

 

 

 

 

正真正銘のB級映画 シャーロック・ホームズVSモンスター

皆さんは映画鑑賞好きですか?私は大好きです。最近見た中だとゴジラ−1.0と鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎が特に面白かったです。2023年は映画が豊作でしたね~。

しかし、光があれば影がある。名作があれば迷作がある。流行りに便乗する輩もいる。

ということで第5回に紹介するのはシャーロック・ホームズVSモンスターです。

とりあえず基本情報を

媒体 映画

監督 レイチェル・ゴールデンバー

放送 2010年

上映時間 90分

ジャンル アクション、パニック、ミステリー

本作はテレビ放送用につくられた映画で見ての通りこのブログでも第1回に紹介した、ガイ・リッチー監督作『シャーロック・ホームズ』に影響を受けてます。

シャーロック・ホームズ役はベン・サンダー、ジョン・ワトソン役はギャレス・デヴィッド・ロイドです。

これまでは比較的有名な作品を紹介してきましたが、筆者のB級映画魂が暴走したので今回はマイナー作品救済回です。次回は多分メジャー作品やります。

 

あらすじ

19世紀末、霧のロンドンはジュラシック・パークと化す!ミステリー!アクション!モンスターパニック!

(あらすじはDVDのパッケージから引用)

 

ここからネタバレ!

 

感想

1   意外にも悪くない

2   ツッコミどころが満載

3   パッケージ詐欺

4   ちゃっちすぎるCG

5   露骨すぎる尺稼ぎ

6   近すぎるカメラワーク

 

1 意外にも悪くない

最初に言わして貰いますが、この作品は意外にも悪くなかったです。確かに後述する通り欠点は数え切れないほどありますし、クソ映画と感じる人も少なくないと思います。

しかし、この作品は低予算ながらも山場は盛り上がるよう作られていますし、ストーリーは一部を除きテンポが良いですし、棒演技する役者はいません。けれどしっかりB級映画

結構真面目に作品が作られているので、どこか憎めなくてなんか愛着が湧いてしまいます。

そして、なによりツッコミどころが満載でツッコミ入れながら見るのが楽しいです。

間違えなく仲の良い友人と飲みながらツッコミ入れて視聴すると盛り上がる映画です。

 

2 ツッコミどころが満載

恐竜と戦うホームズ、推理と違う種類の魚、8分間崖を降りるワトソンを見せつけられる、謎にロン毛のホームズ、公園なのに森が深すぎる、鉄人淑女、そして衝撃すぎる黒幕、ロボットマイクロフト、結局謎のままの序盤の爆発。予想できていたけれど、もうカオスです。

特に黒幕はよくあるように某アーティ教授が使われると思っていましたが、まさかのあの人でした。これは私も予想できませんでした。

特にクライマックスのメカドラゴンを操りロンドンを火の海にする黒幕VSメカ気球でマシンガン乱射するホームズの対決は騒然としました。

そして、レストレード警部が元凶すぎる。

 

3 パッケージ詐欺

B級映画お得意のアレです。パッケージだけ見たらホームズがモンスター相手に壮絶なバトルを繰り広げる…と思ってしまうかもしれませんが、ところがどっこいそんなシーンはありません!というかパッケージに写っている男性は出てきません!そんなものありません!

 

4 ちゃっちすぎるCG

とにかくCGが酷いです。10年以上前の作品だということを考慮しても酷すぎます。低予算なので仕方ないかもしれませんが、恐竜が画面から浮いて見えます。

 

5 露骨すぎる尺稼ぎ

基本的にはテンポよく進みますが、2箇所ほど素人目で見てもどう見ても尺稼ぎしているとこらがあります。

ワトソンが崖を降りるシーンと公園で恐竜から逃げるシーンです。

なぜ約8分もワトソンの背中を見なければならないのですか?この時は流石に虚無になりかけました。

 

6 近すぎるカメラワーク

この映画最大の欠点はカメラワークが近すぎて何が起こっているかよくわからないところです。できるだけ予算を削るため、意地でもCGのモンスターを映しません。カメラが上下に荒ぶっているシーンから何が起こっているかを視聴者が読み取らなくてはなりません。これは擁護できません。酔います。

 

まとめ

おもしろさ ★★★☆☆

おすすめ度 ★★★★☆

 

B級映画に飢えているそこのあなたに是非!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今年で10周年! 華麗なる探偵アリス&ペンギン

 

皆さんは小学生の頃、児童(ジュニア)文庫読んでましたか?有名なところを挙げると青い鳥文庫や角川ジュニア文庫、集英社みらい文庫などのことです。私は怪談レストランやIQ探偵ムーなどのシリーズを狂ったように読み漁っていました。特に怪談レストランは人生を変えた本5選に入るレベルです。(アニメ続編いまだに待ってます)

そんな児童文庫にもホームズ関連作品は潜んでいます。

ということで第4回は華麗なる探偵アリス&ペンギンです。

今年の7月で10周年を迎える今作。

と言っても本作すべてがホームズに関係あるかと言われるとそうではなくて、登場人物にシャーリー・ホームズというシャーロック・ホームズと血縁関係のあるキャラが出てくるのですが、そのキャラが登場した巻である8巻、11巻、15巻を中心に取り上げていこうと思います。

(もしかしたらシャーリー登場回見逃してる巻があるかも知れません。そしたらコメントで教えてくれると嬉しいです。)

とりあえず基本情報を

媒体 児童書

作者 南房秀久

イラスト あるや

出版 小学館

最新刊 22巻(2024年1月現在)

ジャンル ファンタジー、コメディ、ミステリー

普段はマイペースだけど鏡の中の世界に入ることができる中学生夕星アリスと彼女のししょーであるペンギン、P・P・ジュニアによるライトミステリーです。

1冊に短編が大体3本収録されています。

このシリーズの魅力は

・小学生にも読みやすいテンポと長さ

・世界観が良い

・登場人物、特に女性陣が個性豊かでめっちゃかわいい

・挿絵が素晴らしい

などがあります。前置きはこれぐらいにして本編にいきましょう。

 

ここからネタバレ!

 

ホームズVS .アリス!

出版 2016年12月5日

収録 幽霊屋敷にようこそ

   ミイラの呪い

   ロンドン橋、落ちる?

あらすじ

アリスとジュニアは研修のためにロンドンへ。でもそこで幽霊騒動に巻き込まれたり、シャーリー・ホームズに推理勝負を挑まれたり大変なことに!

 

シリーズ8巻に当たる本作はシャーリー・ホームズの初登場回です。彼女はホームズ家のお嬢様にして名探偵です。私は最初、シャーロック・ホームズの子孫だと思っていましたが、シャーリーが彼のことを『シャーロックおじさま』と呼んでいるので親戚の可能性が高いと思いました。もしかしたら私が見落としているだけかもしれませんが…。

シャーリーが登場した時のセリフに出てきた事件が正典の事件のオマージュになっていたりモリアーティが出てきたり、シャーリーがベイカー街に住んでたりします。

結構しっかりもので常識人なシャーリーとのんびりマイペースなアリスとの掛け合いが可愛くて好きです。

 

ホームズ・イン・ジャパン

出版 2018年7月4日

収録 怪盗赤ずきんVS名探偵ホームズ!?

   消えた騎士

   京都の休日

あらすじ

怪盗赤ずきんを捕まえるためシャーリー・ホームズが日本にやってきた!

 

シリーズ11巻。今回は1本目の短編に青いカーバンクルが出てきたり、2本目の短編が正典の『唇がねじれた男』のパロディになっています。

また今回はアリスたちがメイド服や大正の女学生のコスプレをしたりします。このイラストがとってもかわいい。前回より登場人物が多いのでわちゃわちゃしていて楽しい話になっています。

ゴースト・キャッスル

出版 2020年8月5日

収録 蝋人形の館

   呪われた古城

   黒い獣の呪い

あらすじ

謎の招待状をもらったアリス、ジュニア、琉生の3人はイギリスに行くことに。ところがシャーリー・ホームズが行方不明になっているようで…。

 

シリーズ15巻。今回は正典要素はなし。

2、3本目の話が登場人物が多すぎて捌ききれてなかった感がありました。今回の女性陣の服装が夏っぽさとオシャレを両立していてかわいい上にハイセンスだと思いました。洗脳されたシャーリーが着ていた服もゴスロリ風でかなり好きです。

 

まとめ

おもしろさ ★★★★☆

おすすめ度 ★★★☆☆

 

ここ数年、シャーリーちゃんが出でいないので再登場を待ち侘びています。

あと自分勝手な希望ですがワトソン家のキャラクターも登場してくれたら嬉しいです。

是非、読んでみてください〜

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

名作一歩手前の良作 オリビアちゃんの大冒険

皆さんはどのディズニー作品が好きですか?私はメリー・ポピンズズートピア、プリンセス系ならシンデレラが好きです。

生誕100年を超え、数々の名作を生み出してきたディズニーですが、光があれば影がある。埋もれてしまった作品も数知れず。

そんなことであのディズニーがホームズ関連作品を生み出していたことを知らない人も多いでしょう。

ということで第3回目に紹介する作品はオリビアちゃんの大冒険です。

とりあえず基本情報を

媒体 映画(アニメ)

監督 バーニー・マッティンソン

   ジョン・マスカー

   ロン・クレメンツ

   デイブ・ミッチェナー

公開 1986年(日本では1989年)

上映時間 75分

ジャンル アドベンチャー、アクション、ミステリー

 

『ねずみの国のシャーロック・ホームズ』という児童書を原案としています。私は翻訳されている分は一通り読みましたが楽しく読めるシリーズでした。

簡単に世界観を説明するとシャーロック・ホームズの家221Bの地下に住んでいるねずみ界の探偵バジルとその親友ドーソンが事件を解決します。人間とは別にねずみが独自の文明を築いている、ディズニーの作品でいうとビアンカの大冒険と近しい世界観です。(タイトルが似ていますが両作品の関係はありません)

本作はバジルとドーソンの出会い、正典でいうところの『緋色の研究』の要素も含んでいます。

また、ディズニーで初めてCGが使われた映画でもあります。

 

あらすじ

ある日、オリビアの父が謎のコウモリに誘拐されてしまう。ドーソンに連れられ名探偵バジルのもとに助けを求めに行くが、裏では犯罪王ラティガン教授が動いているようで…

 

ここからネタバレ!

 

感想

1   邦題に物申す

2   キャラクターが魅力的

3   すべてにおいて高水準だが…

4    あと一歩さえあれば…

5    パクリ疑惑?

 

1 邦題に物申す

みんなが思っていることだと思いますが邦題、もうちょっとどうにかして欲しかったです。

リビアちゃんは全然冒険してないし、そもそも主人公はバジルだし、そして何より『ビアンカの大冒険』とタイトルがかぶってややこしい(内容も似ている)。

ちなめに原題はThe Great Mouse Detective でオリビアのおの字もないです。

安易かも知れませんが名探偵バジルとかで良かったんじゃないでしょうか?

ビアンカの大冒険も面白いので時間があればぜひ)

 

2 キャラクターが魅力的

バジルはホームズのパロディキャラなだけあってかなりの変人(ねずみ?)でいかにも探偵といった感じです。しかしメンタルが弱いところもあり、ヒーローみたいにオリビアを助け、悪とも戦う一面もあります。変人とかっこいいのバランスが取れた魅力的なキャラクターだと思います。

一方ドーソンは常識人で紳士的でバジルとは対照的に描かれています。またコメディ要員でもあり物語がシリアスによりすぎないようにするストッパーの役割もあります。

また、シャーロック・ホームズの声にバジル(ベイジル)・ラスボーンの音声が使われていたり、ワトソンがいわゆる『ドジで間抜けなワトソン』の要素を含んでいたりとバジル・ラスボーン主演のシャーロック・ホームズシリーズからも影響を受けています。

リビアちゃんはかわいい。

そしてなによりラティガン教授が悪役として良すぎる!

モリアーティ教授がモデルとなっている彼は普段は紳士的な態度をとっているが隠しきれてない邪悪さ。ドブネズミと呼ばれることを嫌い、一度感情を爆発させれば部下さえも葬る非情さを持つ。

彼のテーマソング『世界一の大悪党』は名曲でつい口ずさんでしまう中毒性があります。

ねずみなのに猫を飼っている構図も面白い。

個人的にはラストのビックベンの内部のシーンで怒りで我を忘れ、バジルを追いかけていくうちに服などがちぎれ、だんだん己が嫌っていたドブネズミそのものに近づいていくシーンが皮肉が効いていて好きです。

海外では結構人気があるのも納得。

 

3 全てにおいて高水準だが…

この映画はすごく丁寧に作られています。ストーリーはテンポが良いし、作画もこの時代のディズニー特有の暗さはありますけど綺麗ですし、音楽も良質です。前述の通りキャラクターは魅力的。一つの作品として充分楽しめます。

しかし、私は名作までいかず良作止まりの色々と惜しい作品だと感じました。

詳しくは次の章で。

 

4 あと一歩さえあれば…

先ほども言いましたがこの映画はあと一歩欲しい惜しい映画です。

なんというか華がないんですよ。他のプリンセス系などのメジャー作品と比べ、キャチーさが足りないんです。なんかもう一捻り欲しい!

個人的にこうなった理由が当時のディズニー社の状態にあると思いました。

当時、ディズニー社は第一次暗黒期を迎えていまして作品の売り上げが泣かず飛ばずだったんですよ。(この時期に作られた映画は今でもマイナーなことが多いです)特に前作のアニメ映画『コルドロン』の売り上げが製作費の半分以下という大爆死をしてしまったせいで今作の製作費はコルドロンの製作費の半分以下ということになっています。

そんな環境下でチャレンジするのはリスクが高く、無難にまとめた作品を作ったんだと思います。これが多分あと一歩足りない原因なんだと思います。

 

5 パクリ疑惑?

実はこの作品パクリ疑惑があるんです。クライマックスの時計台のシーンがルパン3世の映画『カリオストロの城』のクライマックスシーンと似ているという指摘です。私はカリオストロの城も大好きなので地上波で流れるたびつい視聴してしまうんですけど確かにシュチュエーションは似てると思いました。

けれどパクリパクリいうのも無粋ですし、Wikipediaではオマージュと書かれていたのでまあそういうことにしておきましょう。やはり時計台で戦うとなるとある程度戦い方やカメラワークが似てしまうとも思います。

 

まとめ

おもしろさ ★★★★☆

おすすめ度 ★★★★☆

 

ファミリー向けなので家族などでどうぞ!

 

この星の数の基準は

★★★★★…おもしろい!文句なしの傑作!

★★★★☆…充分に楽しめる良作

★★★☆☆…まあまあ。普通。特筆することがない。

★★☆☆☆…虚無。シンプルにおもしろくない。

★☆☆☆☆…苦痛、怒りなどの負の感情が湧いてくる。

でつけております。

 

 

 

 

 

 

前作よりパワーアップした続編 シャーロック・ホームズ シャドウ ゲーム

 

ホームズ関連作品紹介2作品目はシャーロック・ホームズ シャドウ ゲームとなります。

前回紹介したシャーロック・ホームズの続編となっています。

個人的にこの作品、1より2の方がおもしろい珍しい作品になっていると感じている。そんな作品はターミネータービアンカの大冒険とこれくらいしか心当たりがない。

とりあえず基本情報を

媒体 映画

監督 ガイ・リッチー

公開 2011年(日本では2012年)

上映時間 128分

ジャンル アクション、ミステリー

 

前作から監督は引き続きガイ・リッチー監督。役者陣も続投です。

ストーリーは『最後の事件』を絡めつつ基本的にはオリジナルとなっています。

 

あらすじ

ヨーロッパ諸国を守るためホームズとワトソンは全ての騒動の黒幕を追うが…

 

 

ここからネタバレ!

 

感想

1 前作より確実に面白い

2 さらに増えたクセ強キャラクター

 

1 前作より確実に面白い

前作より予算が増えた影響でアクションはより大掛かりな迫力の増した、見応えのある出来栄えとなっています。また前作でマイナスポイントになっていた中盤でのテンポの悪さも解消されている。ギャグシーンも前回よりクスリとくるシーンが多い。

悪いところは改善、良いところは伸ばすことができていて理想的な続編の形になっています。

 

2 さらに増えたクセ強キャラクター

今作では新キャラが何人か追加されています。特に正典の重要人物であるマイクロフトとジェームズ・モリアーティはインパクトが大きかったです。

マイクロフトは目立った出番はなかったものの、裸族というデカすぎるインパクトを残しました。当時見ていて宇宙猫状態となりました。

個人的にはシャーロックとマイクロフトの仲が良好で珍しく思いました。(正典では兄弟仲は良好なのにのちのドラマやアニメではギスギスした関係であることが多々あるから)

 

そしてモリアーティ教授。ジャレッド・ハリスの怪演が光ってました。一見紳士的に見えてもどことなく不気味な雰囲気。正典とはヴィジュアルが違いましたが犯罪界のナポレオンと思わせるだけの邪悪さと底知れなさが『モリアーティ教授』と納得しざるを得ない説得力がありました。

一方アイリーン・アドラーは脚本の都合上出番は少なめです。仕方がないけどもっとホームズや他キャラとの絡みも見たかったとも思いました。

その代わり今作ではアイリーンの代わりにシムというオリジナルキャラクターがメインに据えられています。結構好きです。

 

まとめ

おもしろさ ★★★★★

おすすめ度 ★★★★☆

 

単純明快傑作エンタメ作品となっていて非常に見やすいです!

いきなり2から見れないこともないですけど私は1から見る方がわかりやすいのでおすすめです。

続編…待ってるぜ…