皆さんは映画鑑賞好きですか?私は大好きです。最近見た中だとゴジラ−1.0と鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎が特に面白かったです。2023年は映画が豊作でしたね~。
しかし、光があれば影がある。名作があれば迷作がある。流行りに便乗する輩もいる。
ということで第5回に紹介するのはシャーロック・ホームズVSモンスターです。
とりあえず基本情報を
媒体 映画
監督 レイチェル・ゴールデンバーグ
放送 2010年
上映時間 90分
ジャンル アクション、パニック、ミステリー
本作はテレビ放送用につくられた映画で見ての通りこのブログでも第1回に紹介した、ガイ・リッチー監督作『シャーロック・ホームズ』に影響を受けてます。
シャーロック・ホームズ役はベン・サンダー、ジョン・ワトソン役はギャレス・デヴィッド・ロイドです。
これまでは比較的有名な作品を紹介してきましたが、筆者のB級映画魂が暴走したので今回はマイナー作品救済回です。次回は多分メジャー作品やります。
あらすじ
19世紀末、霧のロンドンはジュラシック・パークと化す!ミステリー!アクション!モンスターパニック!
(あらすじはDVDのパッケージから引用)
ここからネタバレ!
感想
1 意外にも悪くない
2 ツッコミどころが満載
3 パッケージ詐欺
4 ちゃっちすぎるCG
5 露骨すぎる尺稼ぎ
6 近すぎるカメラワーク
1 意外にも悪くない
最初に言わして貰いますが、この作品は意外にも悪くなかったです。確かに後述する通り欠点は数え切れないほどありますし、クソ映画と感じる人も少なくないと思います。
しかし、この作品は低予算ながらも山場は盛り上がるよう作られていますし、ストーリーは一部を除きテンポが良いですし、棒演技する役者はいません。けれどしっかりB級映画。
結構真面目に作品が作られているので、どこか憎めなくてなんか愛着が湧いてしまいます。
そして、なによりツッコミどころが満載でツッコミ入れながら見るのが楽しいです。
間違えなく仲の良い友人と飲みながらツッコミ入れて視聴すると盛り上がる映画です。
2 ツッコミどころが満載
恐竜と戦うホームズ、推理と違う種類の魚、8分間崖を降りるワトソンを見せつけられる、謎にロン毛のホームズ、公園なのに森が深すぎる、鉄人淑女、そして衝撃すぎる黒幕、ロボットマイクロフト、結局謎のままの序盤の爆発。予想できていたけれど、もうカオスです。
特に黒幕はよくあるように某アーティ教授が使われると思っていましたが、まさかのあの人でした。これは私も予想できませんでした。
特にクライマックスのメカドラゴンを操りロンドンを火の海にする黒幕VSメカ気球でマシンガン乱射するホームズの対決は騒然としました。
そして、レストレード警部が元凶すぎる。
3 パッケージ詐欺
B級映画お得意のアレです。パッケージだけ見たらホームズがモンスター相手に壮絶なバトルを繰り広げる…と思ってしまうかもしれませんが、ところがどっこいそんなシーンはありません!というかパッケージに写っている男性は出てきません!そんなものありません!
4 ちゃっちすぎるCG
とにかくCGが酷いです。10年以上前の作品だということを考慮しても酷すぎます。低予算なので仕方ないかもしれませんが、恐竜が画面から浮いて見えます。
5 露骨すぎる尺稼ぎ
基本的にはテンポよく進みますが、2箇所ほど素人目で見てもどう見ても尺稼ぎしているとこらがあります。
ワトソンが崖を降りるシーンと公園で恐竜から逃げるシーンです。
なぜ約8分もワトソンの背中を見なければならないのですか?この時は流石に虚無になりかけました。
6 近すぎるカメラワーク
この映画最大の欠点はカメラワークが近すぎて何が起こっているかよくわからないところです。できるだけ予算を削るため、意地でもCGのモンスターを映しません。カメラが上下に荒ぶっているシーンから何が起こっているかを視聴者が読み取らなくてはなりません。これは擁護できません。酔います。
まとめ
おもしろさ ★★★☆☆
おすすめ度 ★★★★☆
B級映画に飢えているそこのあなたに是非!