記念すべき紹介1作品目はガイ・リッチー監督版のシャーロック・ホームズです。
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とりあえず基本情報を
媒体 映画
監督 ガイ・リッチー
公開 2009年(日本では2010年)
上映時間 128分
ジャンル アクション、ミステリー
シャーロック・ホームズを演じるのはアイアンマンでおなじみロバート・ダウニー・jrさん、ジョン・ワトソンを演じるのはジュード・ロウさんとなっております。
ストーリーはオリジナルとなっております。本作、続編もありますがそれはまた今度に。3作目も制作予定でしたが某ウイルスのせいで白紙になったようです。個人的にも残念です。
あらすじ
死刑になったはずのブラックウッド卿が墓から復活した。ホームズとワトソンは事件を追うがやがてイギリス全土を震撼させる事件になっていって…。
ここからネタバレ!
感想
1 拳がやはり多い
2 基本的にノリで楽しめるエンタメ作品
3 キャラクターが良い!特にワトソンが超美形
4 欠点は…
5 私が思うこの作品の功績
1 拳がやはり多い
この作品は見出しにもあるように推理より拳で戦うホームズです。どれくらいかというと推理と拳が2対8くらいの割合です。とにかく殴る!撃つ!なので正典やグラナダ版を思い浮かべて視聴した人はなんか違ったと思う人も多いと思います。
ホームズは序盤からバリバリボクシングしてますし、ワトソンも仕込み杖で戦います。謎兵器で敵はぶっ飛ぶし爆発ももちろんあります。まぁここは好みが分かれると思います。腑に落ちない人は「こういうホームズ像もあるんだな」や「ホームズとは別物」と割り切ってみたら受け入れられるかも?
2 基本的にノリで楽しめるエンタメ作品
この作品のいいところは何も考えず楽しく見られること!これにつきます。映画は楽しくてなんぼだと思ってる人なんで楽しんだもん勝ちです!ロンドンの街の雰囲気はいいし、BGMはインパクトあるし、役者陣は演技上手い!これで良いです!
3 キャラクターが良い!
正典とはまた違った一癖も二癖もあるキャラクターが魅力的です。特にジュード・ロウさん演じるワトソン。他作品では温厚な常識人の紳士的なキャラクターで描かれることの多い彼ですが、今作ではめっちゃ強い、S味の強い、顔も強い色々と強すぎる男になっております。ホームズも強いのももちろんやはり超変人なんですがどこか愛嬌があって人間臭くもあって素敵なんですよ。
そんな2人のバディものとしても上質で普段は言い争いしていてもいざ戦闘が始まると息ぴったり。ここがまた正典とは違うとこで魅力でもあります。
そしてホームズを語るうえで避けては通れない『あの女性』アイリーン・アドラーも登場します。今作ではいわゆる峰不二子的な女性として登場。ホームズとの恋愛的なシーンもあります。ここも好み分かれると思いますが個人的にはホームズとアイリーンの恋愛は昔から取り扱われてきたテーマですし、慣れたもんですよ。
4 欠点は…
個人的にこの映画、中盤がダレると思いました。序盤と終盤がテンポいい代わりに中盤がどうしてもスピードダウンしてしまうんですよ。また今回の黒幕のブラックウッド卿もオリジナルキャラクターなので掘り下げが少なく、キャラが薄いと感じてしまうのです。
5 私が思うこの映画の功績
それはズバリ21世紀のホームズブームの火付け役になったことです!シャーロキアンの方々ならうっすら思っていたかもしれませんが、この作品以降ホームズ関連の作品が激増したのです。ざっとメジャーなところをあげるとイギリスでは『SHERLOCK』、日本では『人形劇版シャーロック・ホームズ』ロシアや香港などでも作品が生まれました。
なんというか個人的に以前まで少し高かったホームズへのハードルを下げて、「そうか!こんな解釈でも良いのか!」という新時代のホームズ像の1つを提案してくれた作品だと思ってます。体感ですがこの作品以降変わり種のパスティーシュ、パロディ増えた気がします。
まとめ
おもしろさ ★★★★☆
おすすめ度 ★★★★☆
暇があればぜひ見てください~